我が家のお不動さまです。関西弁でいうと “シュッ”としてはります。
このお不動様との出会いは、師僧の祈祷寺の移転手伝いをさせていただいているときでした。
お弟子さんたちと荷解きをしていて、たくさんある木箱の一つに入っておられました。
包まれた和紙を開けたときに、白檀と香の香りがふわっとしてきて、とっさに顔を近づけ思い切り嗅いでしまいました。その香りを嗅いだ時の何ともいえない感覚。
そしてご尊顔。一目惚れです。
『住職!!このお不動さん私にいただけないですか!!』
私はこの時、約12年間住んでいたところから、新しい住まいに引っ越しが決まっていたので新居に一緒に引っ越したいと直訴しました。
2019年12月28日。不動明王ご縁日、その年最後の護摩祈祷会。師僧が執り行う護摩の火にあてていただき我が家にお迎えする運びとなりました。
嬉しいことがあったとき
報告することができたとき
心鎮めたいとき
泣きたいとき
悩んだとき
何でもないとき
お不動さんの前に座り、ろうそくと線香を付け、手を合わせ真言を唱えているだけで、言葉で表すのが本当に難しいのですが、嘘のように心が静かになります。
心穏やかに、共に暮らしていけることに感謝です。
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