私たちは日々たくさんの
環境や関わりの中で暮らしています
学校、職場、家庭
友達、先輩・後輩、
楽しい日もあれば
そうでない日もあります
そうでない日
自分に不幸や災難がやってきたとき
どう受け止めて考えるか
人は自分に幸せがやってきたとき
自分の努力の結果だと思います
不幸や災難がきたときは
自分の責任ではないと思いたくなります
「遅刻したのは、急に渋滞したからだ」
「業績不振は不況だからだ。ライバルのせいだ」
「いじめに遭うのは、学校のせいだ。」
などなど
特に不幸については
自分の行いに責任があると
少しも頭をよぎらないもの
お釈迦様が説かれています~大乗入楞伽経より
“一切法は因縁生なり。”
すべてのもののことで、すべてのものは、
因と縁がそろって生じるという意味
すべての出来事は
「因」と「縁」
縁だけでも結果は起きません
因 … 自分の行い
縁 … 環境や他人の行いなど
自分の行い以外全ての要因
課 … 結果
因 + 縁 = 果
昔話などでは
善いことをすれば善い結果が現れる
悪いことをすれば悪い結果が現れる
と語られていますが
原因と結果は必ず関係していて
自分の幸せ・不幸せの原因は
自分の行いであるという考え方
遅刻したのは渋滞のせいだけでしょうか?
もしもの渋滞を予測し日ごろから
余裕をもって出勤していましたか?
業績不振は不景気・状況のせいだけでしょうか?
今まで通りのやり方に固執していませんか?
改善点を検討し試みましたか?
全部、自分のせいだ、私が悪いんだ
そう考えろということではありません。
少なからず
『自分も悪かった』
『こちらにも非があるのでは』
と考えることで
相手や事柄を一方的に
責めたり
非難したり
攻撃することがなくなると思いませんか?
なにが正しい、正しくないではなく
(因)自分の行いを見ず
(果)結果だけで
(縁)周りの責任にして
(因)自分の行いを改善しなければ
(縁)次に同じことが起きたとき
(果)また同じこと繰り返される
そこに進歩も向上もないのです。
因果応報 … 原因に応じた結果が報いる
自業自得 … 自分の行いの結果は
自分で受けなければならない
良いことがあったなら心から感謝し
ありがとう
悪いことがあったなら考え、反省し
ごめんなさい
どんな出来事も当たり前ではないと
素直に受け止められる人になりたいです。
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